ESG
ESG
環境・社会・企業統治への取り組み
ESG方針
- 半導体製造装置やFPD製造装置への部品供給を通じて、情報社会を支える。
- 持続可能な社会の実現を目指す。
- 誰もが活躍できる環境を整える。
- 健全な経営基盤を確立する。
マルマエの考えるサステナビリティ
事業の継続と成長の基盤には持続可能な社会が必要不可欠です。企業価値を中長期的に高めていくために、マルマエは自社の事業にかかわる環境・社会・ガバナンス(ESG)課題を特定し、取り組みを推進しています。ESG課題を特定する際は、それが企業価値へどのような影響を及ぼすのかを念頭に置き、私たちの行動が企業価値向上に結びついているか継続的に評価しています。
取り組みを進める中、社会情勢は刻々と変わり、それに伴い当社を取り巻く環境や課題も変化することが想定されます。そのため、引き続き外部環境に目を向けつつ、内部での課題を取り逃がさぬよう目配りを続け、自社の活動に改善を加えながら取り組みを進めていきます
ESG委員会
ESG委員会は、長期的視点に立ってESGにかかわる重要課題(マテリアリティ)を特定し、課題解決にあたってのKPIおよび計画を立案するとともに、取り組みをモニタリング する機関です。
同委員会は取締役会の諮問を受け、取締役会の分科会として2021年9月に発足しました。ESG課題への取り組みが適切に企業価値向上へと結びついているかを監督し、必要に応じて取締役会に答申する役割を担っています。
委員会メンバーは代表取締役社長と社内外の取締役各1名、従業員7名で構成されており、取締役が深く関与する体制を築いています。
また、同委員会で話し合われた内容は取締役会へ報告し、取締役会はESG計画および取り組みの進捗を監督する役割を担っています。取締役会への報告の際に取締役から出た意見はESG委員へ共有され、必要に応じて委員会で議論を行っています。
ESG重点課題の特定プロセス
まず、私たちは2020年に持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールと169のターゲットの全てに対して、4つの側面(図1)から重要度の評価を行いました。これらの側面を式(図2)で計算して評点を出し、算出された評点の高い項目を、当社にとって重要な項目としてリストアップしました。
次に、SASBスタンダードの半導体産業の評価基準およびGRIスタンダードを参照した上で議論を重ね、重点課題を特定しました。今後はESG委員会でこれらの重点課題への取り組みを監督しつつ、社会情勢の変化やステークホルダーの皆様のご意向を踏まえながら定期的に見直しを行っていきます。
ESGデータ開示のお知らせ
ステークホルダーの皆様にマルマエをより深く理解していただくため、当社ウェブサイトでESGにかかわる数値を開示しています。
私たちはESG要素を数値化することで現状を定量的に把握して自社の課題を発見・分析し、長期的な企業価値向上に結びつけていきます。
ESG重点課題と達成目標
持続可能な社会の実現
2030年 | 2030年までに再生可能エネルギー発電により、電力使用量を削減し、 限界利益当たりのCO2排出量を2021年8月期比で5割以上削減 |
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2021年開始 | 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同と、TCFDの枠組みに基づく情報開示の実施 |
2030年 | 切削液廃液量を2021年8月期比で40%削減 |
2030年 | 梱包資材の限界利益率を2021年8月期比で10%削減 |
2030年 | 不良再作費の限界利益率を2021年8月期比で40%削減 |
製品競争力
2030年 | 試作能力・プログラム能力の強化 2030年までにプログラマー100名育成 |
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2022年 | 投下資本効率の向上 資産ベース ROIC 18% 負債ベース ROIC 14% |
生産性向上
2022年 | 2022年8月期までに従業員一人当たりの限界利益2,000万円 |
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技術革新への挑戦
2022年 | デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進 2022年8月期までに、スケジューラー完全運用 |
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人材育成
2025年 | 人材育成専門チームの構築(人事課設立) |
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2025年 | 人材育成プランの作成と実施、従業員一人当たりの教育投資の充実 |
人と職場
2025年 | 女性の育児休業取得率 75%以上 男性の育児休業+育児目的休暇 30%以上 |
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2025年 | ダイバーシティ推進(マイノリティ、LGBTQ、社会的弱者等の雇用、理解推進、 働きやすい環境づくり、活躍の場の提供) |
2030年 | 女性活躍の推進 女性正社員比率 20% 以上 女性管理職比率 18% 以上 |
2023年 | 障がい者雇用率 3.0% |
2023年 | 安全教育受講率 100% |
ガバナンス
2023年 | 取締役会の多様性の推進 |
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2022年 | 社外取締役比率向上 |
2022年 | インセンティブとして機能する取締役報酬制度の構築 |
その他
2030年 | リハビリ機器の研究開発の推進 |
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以上の当社のESG重点課題より、下記3つの順番で優先順位を設定しております。
- 試作能力・プログラム能力の強化
- 温室効果ガスの削減により、気候変動対策に寄与
- 消耗品の削減