カーボンニュートラル計画
CARBON NEUTRAL
株式会社マルマエのカーボンニュートラルに向けた方針
株式会社マルマエは「半導体製造装置やFPD製造装置への部品供給を通じて、情報社会を支える。持続可能な社会の実現を目指す。」をESG方針とし、活動を行っております。
その上で気候変動に関しては、自然環境や社会に大きな影響を与える世界の課題としてかねてより認識しており、自らで発電し再生可能エネルギーに切り替えるなど、総力を挙げてこの問題に取り組んでいくことが、ものづくり企業としての当社の使命と捉えています。
そこで当社は、2022年5月、カーボンニュートラルに向けた方針を新たに定めました。
株式会社マルマエの温室効果ガス(以下、GHG)排出量目標
2050年
カーボンニュートラルを目指す
2030年
2030年までに再生可能エネルギー発電により、電力使用量を削減し、限界利益当たりのCO2排出量を2021年8月期比で5割以上削減する。
※1 スコープ1(自社によるGHGの直接排出)および
スコープ2(他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出)の排出量
取り組み方針
当社は、気候変動対策には、可能な限りカーボンクレジットを活用せずに、自社で使用するエネルギーについて、自社で再生可能エネルギーを発電することで、能動的に他社から供給された電気量を削減することが重要と考えています。
そのため、2021年9月に取締役直轄の「ESG委員会」を発足させ、当社のカーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー発電設備の長期投資計画を策定し、取り組みを開始しました。
さらに、カーボンニュートラル実現に向けて、自社使用のエネルギー(Scope1,2)削減だけでなく、自社事業活動に伴うGHG排出量(Scope3)の削減が必要となります。Scope3削減に向けて、休日等の余剰再生可能エネルギーを活用しリサイクルを進め消耗品の購入量を削減することで、実質的なCO2排出量を減少させる方針です。
当社が製造業のモデルケースとなり、社会全体に普及することで、社会全体のGHG排出量の削減に貢献することが重要と考えています。
CO2排出量削減の取り組み
再生可能エネルギーの比率
当社が事業で使用するエネルギー源の99%以上は電気です。このため、自社で太陽光発電設備を保有し、発電した電力により、社外から供給される(買電)電力比率を下げることが重要となります。
2021年~2050年までの電力内訳は以下の通りです。
2021年8月期 | 高尾野事業所分の太陽光発電により再生可能エネルギー比率は2.4%となりました。 |
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2023年8月期 | 2022年9月稼働の太陽光発電設備を含み、全社で1265kWの太陽光パネル設備が発電する再生エネルギー比率は年間で12%になる見込です。太陽光の昼間・休日の余剰電力を活用し、切削液・洗浄液の蒸留や窒素ガスの製造を行い、Scope3「C1購入した製品・サービス」「C5廃棄物」の2%削減を見込んでいます。 |
2030年8月期 | 2030年までに太陽光パネル3900kWと蓄電池1800kWの設備を計画しており、そのときの再生可能エネルギー比率は40%に達する見込みです。また、Scope3「C1購入した製品・サービス」「C5廃棄物」「C7通勤」「C9下流の輸送」で10%削減を見込んでいます。 |
2050年 | 経済産業省の第6次エネルギー基本計画(令和3年10月)が計画通り推移することを前提に、新エネルギー技術や蓄電技術の進化と価格低下が見込まれており、自社で発電する再生エネルギー比率は、再生可能エネルギー全体で80%まで引き上げる見込みです。また、Scope3で20%削減を見込み、実質的にカーボンニュートラルを目指します。 |